Essays in Idleness: Enjoying Classical Literature Through Art |
徒然草 ―美術で楽しむ古典文学 |
700年の時空を超えて、兼好法師のつぶやき 「つれづれなるままに」 |
鎌倉時代末期、兼好法師(生没年未詳)によって書かれた『徒然草』は、名文の誉れ高く、『枕草子』・『方丈記』とともに日本三大随筆に数えられます。
「つれづれなるままに」の序段で始まる『徒然草』は、今や古典文学のなかでも最も親しまれた作品の一つといえるでしょう。 |
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「徒然草 ―美術で楽しむ古典文学」展 |
絵師海北友雪筆 《徒然草絵巻》 20巻の初公開と、その画業を概観します
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「展示構成」 ―本展覧会 「News Release No. sma0003」 「徒然草:カタログ」より抜粋して掲載しています― |
近年サントリー美術館の収蔵品に加わった海北友雪筆「徒然草絵巻」20巻の初公開とともに、絵師・海北友雪の名品の数々もご紹介します。 屏風や絵本などの美術作例を通して、
一度は読みたい、今こそ知りたい 『徒然草』 の名場面をたどります。 |
「展示構成」 |
第1章 兼好と徒然草 |
第3章 徒然草を読む |
兼好法師(俗名:卜部兼好) |
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徒然草絵巻 海北友雪筆 二十巻のうち巻一(部分) 江戸時代 17世紀後半 サントリー美術館蔵 |
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【通説による、略述】 |
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兼好(1283年頃〜1352年頃) は、宮廷に仕える神祇官僚・卜部家の出身である。 |
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『徒然草』 にはわからないことが多く、兼好の生没年も、同時代における 『徒然草』 の評判も、記録類に残っていない。 室町時代になってから正徹という歌人が、初めて 『徒然草』 のすばらしさを、彼の歌論書である 『正徹物語』 (1448年頃) の中に書き留め、兼好の略歴もあわせて記したのだった。 |
お問合せTel:03-3479-8600 |
参考資料:NEWS RELEASE No.sma0003、「サントリー美術館ニュースvol.250」、「徒然草」図録他。 |
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